リトキッズ

リトミックとは

リトミックはスイスの音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズによって創案された音楽教育です。リトミック教育では「子どもたちに音楽やその他の刺激を与えることで、それを受け止めて感じたことを身体で表現する」ということが基本になっています。それにより集中力・反能力・記憶力さらには創造力をも高めると言われています。

リトキッズでは、このようなリトミックを取り入れたカリキュラムでレッスンを進めていきながら、ただ単に音楽的能力を高めるだけでなく、人間形成においても子どもが成長していく上で必要ないろいろな要因を引き出していくことを目指しています。

今なぜリトミック?

音楽において<日本人はテクニックはあるけれど表現力が乏しい>と言われることがあります。これは日本人の気質もさることながら、幼いころから主に技術面を向上させることばかりを重視する教育(左脳教育)がなされているからではないでしょうか。

私たちも仕事柄様々な子どもたちの演奏を耳にしますが、正確に演奏してはいるものの何故か伝わってくるものがなく、「この子はいったい何を表現したいのか」と思えることが度々あります。これは、教えられたとおりにはできているけれど、それを感じ自分なりに表現する力を育てる教育(右脳教育)がなされていないためのように思われます。楽譜を見て音符の長さが理解できるといっても、それだけでは音楽にならないのです。たとえば2分音符は2拍のばす音符ですが、同じ2拍でも象が歩くような重い音もあれば、花がゆらゆら揺れるようなやさしい音もあるのです。

私たちは幼児期から音楽やその他の刺激を体で感じ、そのイメージしたものを表現するという経験で、〈感性〉や〈自己表現力〉が育っていくのではないかと考えています。鍵盤楽器(ピアノ等)を弾く前の段階としてリトミックを経験することは、感性や表現力を高めるだけにとどまらず、音楽以外でもこれからの人間形成において必要な集中力・積極性を身につけることができると確信しています。